現実

 転校って、まさしく新しい環境に行くこと。新しい環境に行くって、本当に挑戦的なことだ。チャレンジって、どんなことにしてもすごく辛く、苦しく、大変なことだ。しかし反対に、ワクワクや、楽しみなこと、成功した時の快感がある。僕はまさに、それを求めてチャレンジをした。しかしそう上手くはいかない。

 

 僕は、そもそも学校に行き慣れていなかった。重度のコミュ障でもある。友達にも言われた通り、そんなやつが果たして新しい環境でやっていけるのか。でも僕は家族が1番大切だから、家族のために行きたかった。家族にいいところ見せたかった。その気持ちも空回りした。

 

 新しい学校生活も、月に1回行くか、行かないかぐらいだった。転校先の先生にも、すごくお世話になり、週に1回のカウンセリングも受け、少しずつ学校に足を向けた。両親のおかげで塾にも通わせてもらった。しかし、学校に通い続けることができない。自分でも、自分をどうしたらいいかわからなかった。ただただ、毎日不安や、後悔と葛藤していた。

 

 中学2年生の後半に差し掛かるとき、僕の心を動かす、新たな出会いがあった。明日以降そのことについて詳しく綴っていく。