転校

 何事にも、現状が変わらなければ環境を変えて現状を変える必要があるときがある。学校に登校できるように、環境を変えるのも同じことだ。しかし、環境を変えるのにもいくつか方法はあると思うが、不登校の環境を変えるには学校を変える事ぐらいしかないと僕は思う。僕も環境を変えるのにその選択をした。でも周りに「学校に行かないやつが学校を変えたらさらに行けなくなる」と言われた。僕は悔しくて絶対行ってやろうと思った。

 

 転校をするということは、その学区内から外れるということ。つまり、家を引っ越さないといけない。正直なところ、嫌な気持ちとワクワクする気持ちが半々で別れていた。家にずっといる生活を自分でも打開しないといけないと思っていた。徐々にワクワクが強くなっていた。

 

 家族としっかり話しをして、家族は僕のために、電車で1時間弱かかるような場所に引越しを決断してくれた。いまではすごく挑戦的な決断だったと思う。家族のためにもしっかりしなきゃいけないという気持ちもかなり強かった。これを機に変われると僕も思っていた。もちろん、1番期待しているのは家族だ。

 

 転校初日、人の前に立つなんて絶対にむりだった僕が全員知らない人の前に立ち自己紹介をした。かなり緊張したが、成功したと思った。明日から絶対やっていけると心底思った。

 

 しかし、やっぱり現実はいつも甘くない。

明日からまた転校してからの変化を綴る。